国土交通行政 首相が交代しても政策は変わらず

自動車 社会 行政
鳩山政権最後の前原国交相会見 撮影=石田信一郎
鳩山政権最後の前原国交相会見 撮影=石田信一郎 全 1 枚 拡大写真

前原国交相は4日午前、鳩山内閣最後の閣議後会見で、政策継承について言及。

「政権選択によって政権が変わるわけではない。今まで各役所、各局で積み上げてきたものは基本的に踏襲し、実行していく。仮に政務三役(大臣・副大臣・政務官)が変わったとしても、その方向には変わりない」と、話した。

政権交代後の国土交通行政は大きな変化を見せた。それからわずか8か月余り。高速道路新料金制ひとつとっても、その改革は緒に就いたばかり、道半ばにして結果を出せたとは言い難い。

八ツ場ダムに象徴される治水事業の方針転換、航空行政の見直し、独立行政法人や公益法人改革など、乗り越えるべき課題は山積みだ。新首相の下で、国土交通行政は再び揺れることになるのか。前原氏はこう答えた。

「仮に変わるということがあれば、しっかり次の政務三役には我々がやってきたことを説明して、踏襲していただきたいと考えている」

前原氏は政権の継続についても強調した。「総理大臣はコロコロ変わるべきではない。鳩山さんにがんばっていただきたいと申し上げ続けたのはその点がある」。

前原氏の言葉は、2日の鳩山首相辞任直後と変わらなかった。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  2. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  3. 【レンジローバー ヴェラール 新型試乗】ああ、紛うことなくレンジローバーだ…島崎七生人
  4. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る