本田技研工業は9日、3輪オートバイ、ホンダ『ジャイロX』のリヤサスペンションに不具合があるとして、国土交通省に改善対策を届け出た。
対象となるのは、2008年3月12日 - 10年3月11日に製作された5875台。
リヤサスペンションをフレームに固定しているボルトの締め付けトルクが不足しているため、駐車時に車両の荷台を持ち上げて移動させる動作を繰り返すと、ボルトが緩み、走行振動でボルトが脱落する。その状態で荷台を持ち上げるとリヤサスペンションの上側締結部が車体取り付け部から外れ、サスペンションの上端が燃料ポンプを破損させて燃料が漏れるおそれがある
全車両、リヤサスペンション上側締結ボルトを新品と交換し、新たに規定した締め付けトルクで締め付ける。
不具合発生件数は9件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。