フェラーリが若手レーシングドライバー育成を目的に運営中の「フェラーリ・ドライバー・アカデミー」。9日、カナダ在住のランス・ストロール君(11歳)と契約を結んだ。
ストロール君は1998年10月29日、カナダ・モントリオール生まれ。同アカデミーと契約したドライバーとしては、史上最年少となった。
フェラーリが目を付けるのだから、それなりの理由がある。ストロール君は、カナダのカート選手権で2008〜09年、2年連続優勝。2009年の世界大会では、6位入賞を果たしている。
フェラーリ・ドライバー・アカデミーのルカ・バルディセリ代表は、「彼はとても若いが、カートの世界で非凡な成績を発揮。我々は北米での彼のレースをサポートし、彼にはイタリア・マラネロでのプログラムに参加してもらうことになる」とコメントした。
ストロール君は、11日に開幕したF1カナダGP参戦のため、モントリオール入りしたフェラーリF1のフェリペ・マッサ選手とフェルナンド・アロンソ選手と、さっそく記念撮影。未来のF1ドライバーが誕生するかもしれない。