韓国初のスーパーカー市販へ…世界販売も視野

自動車 ニューモデル 新型車
韓国初のスーパーカー スピーラ
韓国初のスーパーカー スピーラ 全 5 枚 拡大写真

韓国のオウリムモータースは、韓国初の量産スーパーカー、『スピーラ』(SPIRRA)を正式発表した。今夏、市販される予定だ。

オウリムモータースは、韓国のプロトモータースが前身。プロトモータースは2001年、『PS-2』と呼ばれるプロトタイプスーパーカーを披露した。ところがプロトモータースは経営破たん。これを引き継ぐ形で、韓国のIT企業が2006年、オウリムモータースを設立した。

同社は、PS-2の市販バージョンの開発を続行。今年3月、韓国政府から認証を取得し、韓国6番目の自動車メーカーとなった。同社の量産第1号車が、スピーラである。

スピーラは、2シーターのミッドシップスーパーカー。ボディサイズは、全長4355×全幅1924×全高1215mm、ホイールベース2600mm。チューブラースペースフレーム構造にカーボンファイバー製ボディを載せたスピーラは、最も軽量なモデルで1200kgに仕上げられる。

エンジンは、4種類を用意。中でも最も強力なのが、2656ccのV型6気筒ツインターボだ。最大出力は450‐500ps/5800rpm、最大トルクは55kgm/5000rpmを発生。トランスミッションは6速MTで、0-100km/h加速は3.5秒、最高速は310km/hの実力だ。これは日産『GT-R』の0-100km/h加速3.5秒、最高速310km/hと、互角の性能である。

足回りはGTマスター選手権など、開発段階でのモータースポーツ参戦のノウハウをフィードバック。ブレーキは、前後ともにブレンボ製。ローター径はフロント355mm、リア350mmで、キャリパーは前6ピストン、後ろ4ピストンとなる。タイヤサイズは、フロント225/35R19、リア275/35R19だ。

スピーラはハンドメイド生産され、今夏、韓国で発売。全世界での販売も計画している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  5. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る