近距離高速バスにも女性専用車両が登場するかもしれない。
富士急行(山梨県富士吉田市)は、京王バス東(東京都府中市)と共同運行する中央高速バス「富士五湖線」の新宿発下り最終便(20時10分発・1119便)で、「女性専用車」の試験運行を開始する。6月18日から7月19日までの29日間。
期間中の利用状況やアンケートの反応を検討して、本格導入や新しいサービスにつなげていく。
中央高速バス「富士五湖線」では、座席の一部に「女性専用席」6席分を設けて運行してきた。女性専用席は利用者に好評で、増席の要望も多かった。
1119便には1号車と2号車で運行。女性専用車両となるのは2号車の全席。1号車は男女とも利用できる通常車両。
運賃は通常料金と同額。1700円(新宿西口~富士急ハイランド・河口湖・富士吉田駅)から2000円(新宿西口~ホテルマウント富士~山中湖)。
「女性専用車両は首都圏の電車や予行長距離バスでは普及しているが、近距離の高速バスでは全国的にもあまり例がない試み」(同社社長室)。