ポルシェ パナメーラ、回生ブレーキ採用で燃費8%改善

自動車 ニューモデル 新型車
パナメーラ
パナメーラ 全 5 枚 拡大写真

ポルシェは18日、欧州向け『パナメーラ』の2011年モデルを発表した。ブレーキエネルギー回生システムの新採用とアイドリングストップの改良で、最大8%燃費を引き上げている。

画像:ポルシェパナメーラ

2011年モデルでは、V8ガソリンエンジン搭載車の燃費向上がニュース。パナメーラのV8は、デビュー当初からアイドリングストップを装備していたが、2011年モデルでは、ブレーキエネルギー回生システムを新採用。これは減速時にオルタネーターを積極的に回し、バッテリーを充電するもので、BMWが主力車種に導入しているのと同様のシステムだ。

ポルシェは同時に、アイドリングストップ機能の効率化も推進。この結果、欧州複合モード燃費は、NAエンジンの「パナメーラS」「パナメーラ4S」が9.43km/リットルから9.7km/リットルへ、「パナメーラターボ」が8.2km/リットルから8.85km/リットルへ、最大8%改善。CO2排出量も、11〜21g/km削減する。

また、オプションの19インチオールシーズンタイヤを低転がり抵抗タイプに変更。この場合、欧州複合モード燃費は、さらに0.83km/リットル改善される。

走行性能に関しては、PTV(ポルシェ・トルク・ベクトリング)プラスとPDCC(ポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロール)を改良。リアディファレンシャルを統合制御することで、ハンドリング性能を引き上げた。

2011年モデルのパナメーラは、8月から販売がスタート。ボディカラーやレザー内装の選択肢も増えており、環境性能アップと合わせて、顧客へのアピールを強めている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ミゼットX』に大阪バージョンが登場!“ソロキャン”向けの単座仕様に…Japan Mobility Show KANSAI 2025
  2. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  3. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
  4. 初代『NSX』が現代に甦る、ピニンファリーナデザインのスーパーカー「Tensei」発表…伊JAS
  5. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る