自動車触媒からの白金族回収事業、欧州で展開へ

自動車 ビジネス 企業動向

DOWAホールディングスの子会社のDOWAメタルマインは、田中貴金属工業、豊田通商の欧州統括子会社であるN.V.トヨタ・ツウショウ・ヨーロッパと共同で、使用済み自動車の触媒をサンプリングする新会社をチェコに設立することで合意した。

DOWAは田中貴金属との合弁会社の日本PGMで、使用済み自動車触媒からの白金、パラジウム、ロジウムなど白金族の回収事業を展開している。

欧州では1990年ごろから排ガス規制強化の影響で浄化用の自動車触媒の搭載率が上昇、今後、使用済み触媒が多数発生する見込みで欧州にサンプリング拠点を新設して集荷の拡大を図る。

合弁会社はニッポンPGMヨーロッパで資本金は1億円。DOWAメタルマインが51%、田中貴金属が34%、トヨタ通商の欧州子会社が15%出資する。2011年7月ごろから操業開始する予定で、総投資額は約4億3000万円。

DOWAはこれまで日本、北米をメインターゲットに白金族回収の原料となる使用済み自動車触媒を集荷してきたが、新たに欧州にも拠点を設け、原料の集荷を拡大する。

また、DOWAでは今後欧州に加えてアジア圏を含む各地域からの原料集荷を強化し、白金族金属の生産拡大を強化する方針だ。

《レスポンス編集部》

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