トヨタ、英国で プリウスプラグインHV の実証実験へ

エコカー EV
プリウスPHV
プリウスPHV 全 3 枚 拡大写真
トヨタとフランスの電力公社、EDFは21日、7月から3年間、英国ロンドン市内において、『プリウス・プラグインハイブリッド(PHV)』を使った実証実験を開始すると発表した。英国内の実験としては、最大規模だという。

プリウスPHVは、『プリウス』をベースに、2次電池をニッケル水素からリチウムイオンに変更。さらに、家庭用電源からの充電にも対応させているのが特徴だ。モーター単独での走行距離は最大23.4km、最高速は100km/hと、EVモード時の性能が大幅アップ。日本では2009年12月からリース販売され、価格は525万円(補助金適用後は386.4万円)だ。

トヨタは09年の同車の発表時から、日米欧で約600台をリース販売すると宣言。今回トヨタは、英国でのプリウスPHVの実証実験計画を公表。それによると、フランスの電力公社、EDFと共同で、7月から3年間、英国ロンドン市内において公道走行試験を行うという。

車両は20台を用意。企業などのフリートユーザーを中心にリース販売される。EDFはロンドン市内550か所に充電スポットを設置し、この実験をサポート。英国内で行うPHVの実証実験としては、過去最大規模だ。

プリウスPHVは、欧州複合モード燃費38.45km/リットル、CO2排出量59g/kmという環境性能が売り。トヨタはこの実証実験により、PHVの普及に弾みを付ける計画だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  2. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  3. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  4. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  5. 「かっこよすぎて悶える」ホンダ『プレリュード』レーシングカー公開!SNSでは「来年が楽しみ」と活躍に期待
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る