20日午前1時25分ごろ、広島県広島市中区内の県道で、自転車と軽ワゴン車が出会い頭に衝突。自転車に乗っていた37歳の男性が約100mに渡ってひきずられて重傷を負う事故が起きた。クルマは逃走したが、警察は後に31歳の男をひき逃げなどの容疑で逮捕した。
広島県警・広島中央署によると、衝突によって自転車は転倒。乗っていた37歳の男性は路上に投げ出されたが、クルマは男性を前部バンパー下部に巻き込み、ひきずったまま約100mを走り抜けた。最終的に男性は振り落とされたが、腰などの骨を折る重傷を負い、近くの病院に収容されている。
クルマはそのまま逃走しており、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、現場から約400m離れた国道54号の側道で縁石に乗り上げる単独事故を起こし、立ち往生しているクルマを同署員が発見。運転していた安佐北区内に在住する31歳の男がひき逃げ容疑も認めたため、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の容疑で逮捕している。
現場は広島市中区東白島町(N34.24.6.0/E132.27.58.8)付近の県道で、信号機の無い三叉路交差点。クルマはこの交差点を右折しようとしていた。調べに対して男は「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述しているようだ。