日産ゴーン社長「EVは単独では投入できなかった」

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23日の株主総会に展示されたEVリーフと内製急速充電器
23日の株主総会に展示されたEVリーフと内製急速充電器 全 2 枚 拡大写真
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は23日、株主総会後の記者会見で電気自動車について触れ、「ルノーであれ、日産であれ、単独では電気自動車を投入できなかった」と述べた。

というのも、電気自動車を手頃な価格で提供するためには、車両への投資はもちろんのこと、バッテリーの開発やその生産設備などに莫大な資金が必要になるからだ。しかも、それを普及させるために、インフラの整備も手掛けている。

「市場に任せていたのでは、急速充電器の普及も時間がかかる」ということで、低価格の急速充電器の開発も行った。このように、電気自動車には多くのエネルギーやリソースが必要で、「ルノー・日産アライアンスによって、初めてそれが可能になった」というわけだ。

現在、ダイムラーとも電気自動車のモーター、バッテリー、プラットフォームについて検討を進めているとのこと。「3社が力を合わせることによって、さらに手頃な価格の電気自動車を提供できるようになる」とゴーン社長は強調した。

《山田清志》

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