独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、アングロアメリカンブラジル社と共同で実施しているブラジル連邦共和国カラジャス地域の銅・金・モリブデンなどの非鉄金属の探鉱権益の譲渡を住友金属鉱山に譲渡すると発表した。
JOGMECは6月23日に入札を実施した結果、住友金属鉱山が落札、今後、両社は契約を結ぶ予定。
ブラジルのカラジャス地域周辺は、世界最大級のカラジャス鉄鉱山があり、銅、金、ニッケル、マンガンなどの多様な金属鉱物資源の一大生産拠点となっている。
JOGMECは、2005年以降、8つのプロジェクトを日本企業に譲渡しており、ブラジルでの事業譲渡は今回が初めて。日系企業の資源開発を支援していく方針だ。