宇部興産、スペインでPCDの生産を増強…世界最大メーカーに

自動車 ビジネス 企業動向

宇部興産は、自動車の内装材向けに需要が増加しているため、欧州子会社のウベケミカルヨーロッパにポリカーボネートジオール(PCD)の生産能力を増強する。

年間3000tクラスの製造設備を新設する。稼動開始は2012年1月の予定。

PCDは、主にポリウレタン主原料のポリオール成分として使用されている。ポリウレタンと比較して耐熱性・耐加水分解性・耐油性・耐候性などで優れており、高機能・耐久性に優れた材料として自動車のシート、ダッシュボード、ドア内装などの内装材、外装用塗料などに使用されている。

自動車向けの需要増加や用途の拡大、さらにPCDは溶剤を含まない環境対応型水性塗料の原料としてのニーズも高まっており、今後も継続的な需要拡大が見込まれる。宇部興産はスペインでのPCD生産能力を増強することで、需要増加に備える。設備増強後の生産能力は日本が年間2000t、スペインが年間6000tとなり、世界最大のPCDメーカーとなる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新車世界販売 ホンダ4位に転落、スズキ2位に浮上へ、2025年度下期[新聞ウォッチ]
  2. 「日本一“ちょうどいい日産車”」小型セダン『セントラ』の進化に日本のファンも「気合い入りすぎw」と注目
  3. 車のバッテリー復活・延命テク完全ガイド! 補充電とケミカルでここまで変わる~Weeklyメンテナンス~
  4. 小さくてびっくり! 噂のメルセデスベンツ「ベビーGクラス」、ついに実車をスクープ
  5. アウディ2026年モデル、ハード・ソフト両面で大幅アップデート…新ドライブモードや先進のドライバーアシスト機能搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る