キャデラック 2011年モデルに無償メンテナンスサービス

自動車 ビジネス 企業動向
CTS
CTS 全 2 枚 拡大写真

米GMは21日、キャデラックの2011年モデル全車に5万マイル(約8万5000km)、または4年間の無償メンテナンスサービスを付ける「プレミアム・ケア・メインテナンス」を発表した。

プログラムには無償定期オイルチェンジ、タイヤローテーション、エンジンおよび室内のエアフィルター交換、車両点検が含まれ、2011年型のキャデラックの新車を購入/リースした顧客を対象に提供される。

北米で販売されているラグジュアリーセグメントでは、すでにBMWやボルボといった欧州ブランドが無償メインテナンスプログラムを実施しており「プレミアム車は維持費が高い」というネガティブなイメージを軽減。顧客獲得の大きな武器になっている。ビッグスリーでもフォードが「リンカーンの新車を、9月7日までに購入した」顧客限定ながら、3年もしくは4万5000マイルの無償メインテナンスプログラムのキャンペーンを展開しており、今回のGMの「プレミアム・ケア・メインテナンス」はそれに対抗する形で開始されたようだ。

10年近く前にBMWがいち早く導入した「アルティメイト・サービス」は、全モデルを対象とし4年または5万マイルのメインテナンスをカバー。定期点検やオイルチェンジはもちろん、消耗部品としてブレーキパッドとローター、ワイパーブレードまでが含まれる。今回発表のキャデラックのプログラムでは、ブレーキパーツやワイパーブレードは含まれておらず、カバー範囲はBMWには及ばないが、継続的なプログラムの取り組み開始の姿勢は評価できる。

「プレミアム・ケア・メインテナンス」の対象となる最初のモデルは、この夏投入予定の『CTSクーペ』の2011年モデル。米国内自動車販売が緩やかながら上向いている今、このプログラムがプレミアムセグメントで更なる販売促進ツールとして機能することに大きな期待が寄せられている。

《ケニー中嶋》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る