同乗者として申告の男が実は運転、逃走先で逮捕

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昨年7月に岩手県奥州市内で発生した死亡事故について、岩手県警は21日、事故当時は「同乗者」として申告していた21歳の男がクルマを運転していたと判断。大阪に逃走していたこの男を自動車運転過失致死容疑で逮捕した。容疑を否認しているという。

岩手県警・水沢署によると、問題の事故は2009年7月5日の午前1時20分ごろ発生した。奥州市胆沢区小山菅谷地付近の市道を走行していた軽乗用車が路外に逸脱。道路左側に設置されていたコンクリート製の貯水槽に衝突したクルマは大破。乗っていた22歳の女性が死亡。21歳の男が打撲などの軽傷を負った。

男は「運転は死亡していた女性が行い、自分は助手席に同乗していた」と申告していたが、クルマは助手席側の損傷がひどく、仮に男が助手席に同乗していた場合には自力脱出が不可能に近いことが判明した。

警察は「運転していたのは男」と断定したが、聴取を行う直前に姿を消したため、全国に指名手配を実施。今月に入り、男が大阪にいるという情報を得て内偵捜査を進めていたが、21日午後に大阪で身柄を拘束。同日中に逮捕している。

事故当時、男は飲酒運転をしていた可能性もあり、警察では男を厳しく追及する方針だが、調べに対しては「自分じゃない」などと容疑を否認しているようだ。

《石田真一》

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