デンソーの電動コンプレッサー搭載クーラー 市販車初採用

自動車 ニューモデル 新型車
電動式パッケージクーラー、クーラーユニット
電動式パッケージクーラー、クーラーユニット 全 3 枚 拡大写真

デンソーは、日野自動車が発売した日野『ブルーリボンシティハイブリッド』に、電動コンプレッサーを搭載したクーラーシステムが採用されたと発表した。同システムの採用は初めて。

従来のハイブリッドバス用のクーラーシステムは、車両エンジンの動力でベルトを介してコンプレッサーを駆動していた。このため、エンジンの停止時にはクーラーも停止していた。

今回開発したシステムは、インバーター付電動コンプレッサーをクーラーユニットに内蔵したオールインワンタイプの電動式パッケージクーラー。エンジンの駆動状況に関係なく車両駆動用バッテリからの電力でコンプレッサーを駆動できる。地球環境問題からアイドリングストップが徐々に浸透してきているが、同システムを活用すれば、アイドリングストップ時もクーラーを電力で稼働できる。

コンプレッサーを電動化したことで、従来のバス用クーラーと比べてコンプレッサーの消費電力を約50%低減できる。また、エンジンの動力を利用しないため、必要に応じてコンプレッサーの回転数を細かく制御、駆動でき、高効率な運転が可能となる。

 さらにコンプレッサーとクーラーユニットをつなぐ配管が不要で、クーラーシステムの架装性の向上、部品の削減による軽量化も図れる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る