フェラーリ 250 テスタロッサ…高額落札記録を更新か

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250 テスタロッサ(1958年代)
250 テスタロッサ(1958年代) 全 4 枚 拡大写真

大手オークション会社、RMオークションは8月12~14日に米国カリフォルニア州で開催される「第25回スポーツ&クラシック・オブ・モントレー」において、1958年式フェラーリ『250テスタロッサ』が出品されると発表した。

250テスタロッサは、クラシックフェラーリの中でも際立って美しいスタイルが特徴。スカリエッティによってデザインされたボディは、「ポントゥーンフェンダー」 と呼ばれる優雅なフェンダーラインを備える。

同車は57~58年に21台のみが生産され、58~61年に、19レースに参戦。ルマン24時間耐久レースを含めて、 10回の勝利を収めた。この事実が、コレクターの間で250テスタロッサが、最も価値のあるレーシングフェラーリとされる理由である。

8月のオークションに出品されるのは、シャシーナンバー「0738TR」。1958年にラインオフし、ブラジルの顧客に引き渡されて、南米の数々のレースで栄冠を手にした。その後、96年から14年間、現在のオーナーの元で保管され、クラシックカーレースなどに参戦。イエローボディにグリーンのグリルは、ブラジルのナショナルカラーがモチーフだ。

ところで、250テスタロッサの別の1台は2009年5月、イタリアで開催された「フェラーリ:伝説と情熱」オークションにおいて、フェラーリとしては過去最高の900万ユーロ (当時のレートで約11億5400万円)で落札されている。

RMオークションのロブ・マイヤー会長兼CEOは、「09年5月と比べると、世界経済は回復傾向。今回の250テスタロッサは、過去最高額で落札される可能性がある」とコメントしている。

《森脇稔》

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