パナソニック電工は29日、三洋電機製の太陽電池を採用した公共・産業用太陽光発電システム「208シリーズ」を7月1日から発売すると発表した。これによって、同社は、公共・産業施設向け太陽光発電市場に本格参入する。
同社は、政府が温室効果ガスを25%削減することを打ち出したこともあり公共・産業用の太陽光発電システムの需要は年々増加すると見込んでいる。さらに、今年4月に改正省エネ法が施行されたこともあってビルや工場、店舗などの施設の太陽光発電システムの導入が進むとしている。
そこで同社は、多結晶タイプで大規模な施設などに適しており、コストパフォーマンスが高いとして、公共・産業用向けに1枚あたり公称最大出力208.4Wの太陽光発電システムの208シリーズを投入する。
パナソニックは、三洋電機製の太陽電池で住宅用に参入したのに続いて産業用にも参入し、グループの総力を活かして環境関連製品のラインナップを充実してビジネスの拡大を目指す。