【グッドウッド10】マクラーレンの新型スーパーカー、ハミルトンとバトンがデモ走行

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MP4-12C
MP4-12C 全 2 枚 拡大写真

マクラーレンオートモーティブは6月30日、7月1日に英国で開幕する「2010グッドウッドフェスティバルオブスピード」において、新型『MP4-12C』を一般向けに初公開すると発表した。F1ドライバーのルイス・ハミルトン選手とジェンソン・バトン選手が、同車をデモ走行させる。

MP4-12Cは、マクラーレンがF1参戦から得たノウハウを注入して開発したスーパーカー。そのハイライトは、「カーボンモノセル」と呼ばれる市販車としては世界初のワンピース構造のカーボンファイバーセルだ。キャビンを取り囲む強固なカーボンセルは、F1マシンと同じ考え方で、単体重量はわずか80kg。その結果、MP4-12Cの車両重量は、1300kgに抑えられた。

ミッドシップに置かれるエンジンは、独自開発のM838T型直噴3.8リットルV型8気筒ツインターボ。最大出力600ps/7000rpm、最大トルク 61.1kgm/3000rpmを引き出す。トランスミッションは、パドルシフト付き7速ダブルクラッチの「SSG」。動力性能は最終確定していないが、マクラーレンによると、0-100km/h加速は3秒台前半、最高速は322km/h以上と、世界最高レベルのパフォーマンスを備えるという。

マクラーレンは、このMP4-12Cのパブリックデビューの場を、2010グッドウッドフェスティバルオブスピードに決定。3~4日に行われる「スーパーカーラン」において、MP4-12Cをデモ走行させる。

マクラーレンメルセデスのF1ドライバー、ルイス・ハミルトンとジェンソン・バトンの両選手が、MP4-12Cのステアリングを握る。他にも、1995年のルマン24時間耐久レースを制したマクラーレン『F1 GTR1』も登場し、同社のスポーツイメージを前面に押し出す戦略だ。

《森脇稔》

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