6月30日午前8時35分ごろ、栃木県日光市内の国道121号を走行していた乗用車が対向車線側へ逸脱。そのまま道路右側にある民家のブロック塀に衝突する事故が起きた。衝突によって塀は倒壊。民家敷地内にいた61歳の女性が下敷きとなり、重傷を負っている。
栃木県警・今市署によると、乗用車はカーブを進行中に濡れた路面でスリップ。コントロールを失ったまま道路右側の路外に逸脱し、電柱やブロック塀に衝突した。
ブロック塀は民家の敷地内側へ倒壊し、裏側にいた61歳の女性を直撃。女性は下敷きとなり、股関節などを骨折する重傷。クルマを運転していた同市内に在住する18歳の少年も打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は日光市文挟町(N36.38.24.7/E139.43.41.6)付近で、片側1車線の緩やかなカーブ。当時は強めの雨が降っていた。警察では少年がスピードを出しすぎたうえ、ハンドル操作を誤ったことが事故につながったとみて、自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いている。
付近はいわゆる「事故多発地点」で、以前から同様の事故が多発。この事故の約5時間後にも別のクルマが電柱に接触する事故を起こしている。