GMは2日、中国の上半期(1〜6月)新車販売の結果を公表した。総販売台数は、過去最高の120万9138台で、前年同期比は48.5%増。米国の107万6993台を上回り、GMにとって中国が初めて世界最大市場となった。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC-GM(上海通用五菱汽車)の2社がある。6月新車販売は、上海GMが前年同月比18.9%増の7万1782台、SAIC-GMが19.7%増の9万9115台だった。
上海GMでは、シボレーブランドが前年同月比43.3%増の3万8304台と伸長。09年4月に投入した『クルーズ』が好調なほか、新型『セイル』が9000台以上を売り上げている。
ビュイックブランドは、3万6486台を販売。ロワミディアムセダンの『エクセル』が、1万7000台以上と牽引した。また、キャデラックブランドも、『SRX』が1100台以上をセールスするなどして、前年同月比171.3%増を達成した。
SAIC-GMでは、ベストセラーミニバンの『サンシャイン』が、5万5000台を超える人気。ドイツから輸入するオペルも、前年同月比142.8%増の伸びを見せた。09年8月に設立されたトラック合弁のFAW-GMは、5220台を販売している。
GMの今年上半期(1〜6月)中国新車セールスは、前年同期比48.5%増の120万9138台。6月単月と上半期の両方で、過去最高の販売記録を打ち立てた。中国上半期実績の120万9138台は、米国の107万6993台を上回り、GMが最大市場の座を、地元米国から中国へ明け渡したことを意味する。