高速道路1000円…2009年は「渋滞を招いた」

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6日・閣議後会見 前原国交相 撮影=中島みなみ
6日・閣議後会見 前原国交相 撮影=中島みなみ 全 1 枚 拡大写真

昨年は例外的に実施された8月平日の上限1000円料金適用が、今年は見送られた。その理由を前原国交相は「帰省利用の分散効果より交通量全体を増加させる効果のほうが大きい」と、見送ることになった。

8月は休日がないので、今年の8月は、土日のみ9日間、暦通りで上限料金適用とする。

前原氏は6日の閣議後会見で、昨年実施した平日の上限1000円料金適用について「東名や名神など主要な高速道路では(交通量を分散を狙って)拡大した平日にも激しい渋滞を招いた」と語った。

昨年の8月は、乗用車と物流車両の分散を目的に、乗用車向けに8月6~9日の4日間、13~16日の4日で連続して上限料金適用。トラック向けには、8月3~5日、8月10~12日、8月17~18日を終日5割引とした。

しかし、余りにも使い勝手が良すぎて、交通量の底上げとなり、目論見通りにいかなかった。

前原氏は発表の最後で「帰省や旅行をされるみなさんがどういった計画を立てようかということもあるし、航空券や鉄道のチケット予約も考えると、今の時期に発表することが適当だと思った」と、付け加えた。

高速道路料金関係は、実施間際の発表が続いたが、今回の発表は渋滞なしである。

《中島みなみ》

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