[動画]レクサスのリコール…問題のエンジン部品
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今回のリコールは、エンジンにガソリンと空気を送り込むバルブの動きを助けるバネ部品、「バルブスプリング」が原因。製造段階で混入した異物によって、部品の強度が低下し、バルブスプリングが破損。走行中にエンジンが停止するおそれがあるというものだ。
対象となるのは、レクサス7車種18万台にクラウン9万台を加えた合計27万台。この中には、レクサス『GS』も含まれる。米国のユーザーが体験した不具合は、2008年モデルの「GS460」グレードで発生した。
ユーザーが公開した動画を見ると、GS460の4.6リットルV8エンジンは、修理のためにヘッドが取り外されており、折れたバルブスプリングと思われる部品が映し出されているのが確認できる。
このユーザーによると、GS460は新車で購入後、5000マイル(約8000km)を走行。ある日突然、アイドリングが不安定になり、エンジンが停止したとのことだ。幸いにもヘッドやピストンは破損しておらず、インテークバルブとバルブスプリングを交換することになったという。
トヨタは5日、この不具合を約2年前から把握していたと認めたため、新たな問題に発展する可能性もある。原因とされる破損したバルブスプリングの様子が収められた映像は、動画共有サイトで見ることができる。
《森脇稔》