日産自動車は、『マーチ』をフルモデルチェンジし、7月13日から販売を開始した。4代目となる新型マーチは、初めてタイで生産したモデルを輸入して国内市場に投入する。
新型マーチは、副変速機付きの新世代エクストロニックCVTや新開発3気筒1.2リッター「HR12DE」エンジンなど燃費を向上させるパワートレインの採用で、全車が2010年度燃費基準+25%を達成し、国土交通省の2005年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)認定とあわせて、エコカー減税に適合し、自動車取得税と自動車重量税が75%減税される。
信号待ちなどの停車時にエンジンを自動的に停止し、ガソリンの消費を抑えるアイドリングストップを採用した。常時車両の状態をモニターして積極的にエンジンを停止させる設定とすることで、ハイブリッドカー以外のスモールカーとしてクラストップの26.0km/リットルの低燃費を実現した。アイドリングストップ作動中にドライバーがステアリングを進行方向に切り始めるとエンジンが再始動し、ブレーキペダルを踏む力によってアイドリングストップを制御したりすることで、違和感のない自然な運転を可能としている。
外観は、重心を低くし、タイヤを四隅に寄せたデザインによってリヤトレッドを拡大した。シル部も外側へ張り出したことで、コンパクトでありながら踏ん張り感を表現した。
1か月の目標販売台数は4000台となっており、価格は99万9600円からと100万円を切る価格となっている。装備を充実した12Gは146万8950円。