【ヤマハ 電動バイク 新型】復活、25.2万円で9月発売
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基本構成は2002年に発売した『パッソル』、2005年に登場した改良型の『パッソルL』に似るが、座席下に搭載する三洋電機製リチウムイオン電池は容量を従来比で10%アップさせた50Vとして固定化し、コンセントを装備したプラグイン方式とすることで、外出先での充電を容易とした。
最高出力1.9ps/2550rpm、最大トルク0.98kgm/280rpmを発生するモーターは超薄型のインホイールタイプで、低速トルクを従来型より10〜15%向上している。このモーターとコントローラー、遊星ギア式減速機、ドラムブレーキを一体化した超薄型の「YIPU」(ヤマハ・インテグレーテッド・パワー・ユニット)も特徴となっている。
さらにヤマハ独自の電子制御技術を投入した相互通信制御システム「YMCS」(ヤマハ・ミューチュアル・コミュニケーション・システム)を搭載。バッテリー、コントローラー、内蔵充電器、メーターの4系統に相互通信回路を設け、走行中・充電中などさまざまな状況に応じ、モーターや補機の駆動制御などを自動化することで、手軽な操作性を可能にしたという。
新設計の軽量アルミ合金製フレームを採用することで、車両重量を同クラスのガソリンエンジンスクーターより約3割軽い56kgに抑えることに成功したこともトピックだ。
充電は100V電源を用いており、満充電までの所要時間は6時間、走行可能距離は30km/h定地走行で43kmとなっている。一般的な市街地走行では約25kmの走行が可能としている。
《森口将之》