17日に開業する「成田スカイアクセス」の開業で、乗客の選択肢はめざましく拡がった。最大の特徴は、上野~成田空港間のルートが、成田スカイアクセスと京成本線の2つになることだ。
「スカイライナー」(AE形)で成田スカイアクセス線を走るルートは、最も早く、最も快適だ。
さらに、京成は成田スカイアクセス経由で、羽田空港と成田空港間をつなぐ「アクセス特急」を新設し、日中の時間を中心に2つの空港間を直通運行する。最速列車は「エアポート快特」として運行する。
京成本線はどうか。ピーク時に1時間3本の「特急」(「快速特急」「通勤特急」を含む)が走る。そのほか、京成本線を走っていた旧スカイライナー(AE100形)が「シティライナー」に名前を変えて、スピード運行される。
これをまとめると、上野~成田空港間を中心とする京成の新たな運行体制は、以下の4つの選択肢が広がった。
(1)成田スカイアクセス
上野・日暮里~空港第2ビル・成田空港
スカイライナー(AE形)
1日上り28本、下り26本、ピーク毎時3本
所要:44分
(2)成田スカイアクセス+都営浅草線直通
羽田空港~青砥~成田空港
アクセス特急(3050形)
1日上り25本、下り26本、ピーク20分間隔、その他40分間隔
所要:103分
(3)京成本線
上野・日暮里~空港第2ビル・成田空港
特急・快速特急・通勤特急(3000・3050・3400・3500形更新車・3600形・3700形)
1日上り43本、下り33本、ピーク時1時間3本
所要:1時間20分前後
(4)京成本線
上野・日暮里~空港第2ビル・成田空港
シティライナー(AE100形)
1日上下7本
所要:1時間14分前後。