海藻からバイオ燃料 東北大学と東北電力が開発

自動車 ビジネス 企業動向

東北大学の農学研究科の佐藤實教授の研究グループと、東北電力は、海藻からの効率よくエタノールを生産する技術を開発した。

海藻からのバイオエタノール生産は、構成成分が陸上植物と大きく異なるため、困難とされていた。いっぽう、火力発電所の冷却水として使用している海水系統には多量の海藻類が流入し、これらを廃棄物として処分している。

今回の研究の成果によれば、海洋で最も生産量の多い大型海藻である褐藻類を利用してバイオ燃料、バイオエタノールを生産することが可能となり、生産工程では、複雑な成分に合わせて連続多段階発酵工程で効率よくバイオエタノールを生産することができる。電力会社にとっては、発電所に流入する海藻類を有効に利用することができる。

褐藻に限らず緑藻や紅藻など海藻全般に応用可能で、食物と競合せずにバイオ燃料を製造できるため、世界各国のエネルギー問題に貢献する可能性がある。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  3. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  4. メルセデスベンツ、全固体電池搭載『EQS』で1205km無充電走行を達成
  5. アイシンが明かす、トランスミッションの膨大な経験値とノウハウが電動化を主導する理由
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る