[フジスプリントカップ]Fニッポンの予選とSUPER GTのスタートに新趣向

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Fニッポン第3戦(富士)の会場で、11月のJAF GPについて概要を発表した関連各団体の首脳。左端は、レジェンドカップのプロデューサーに就任した服部尚貴
Fニッポン第3戦(富士)の会場で、11月のJAF GPについて概要を発表した関連各団体の首脳。左端は、レジェンドカップのプロデューサーに就任した服部尚貴 全 1 枚 拡大写真

7月18日、フォーミュラ・ニッポン第3戦の予選・決勝を同日実施中の富士スピードウェイで、11月12〜14日に同地で開催される特別戦「JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010」の説明会(第2回)が実施され、競技形態の概要が明らかになった。

すでに大会の公式ホームページもスタートしており、Fニッポン、GT500、GT300が約100kmのスプリントレースを土日にそれぞれ行なうことなどは既報だが(金曜が予選)、今回の第2回説明会で、ふたつの斬新な趣向が新たに発表されている。

ひとつは、Fニッポンの予選方式。「1台ずつの単独アタックで、そのラップの指定地点(1コーナー飛び込みの予定)での最高速度で第1レース(土曜)のグリッドを決定。同じラップのベストタイムで第2レース(日曜)のグリッドを決定」という。

最高速でグリッド順位を決める、おそらくは前代未聞の予選方式が採られることとなった。その周のタイムが第2レースのグリッドに反映されるため、最高速重視の“ウイングとっぱらい特攻仕様”が出現する可能性はないと思われるが……。

もうひとつの“斬新趣向”は、GT500とGT300の各レースでスタンディングスタートを採用すること。通常のシリーズ戦はローリングスタートだが、今回は短距離戦ということで、スタートシーンの迫力アップが期待されるスタンディングスタートを採用した格好だ。こちらも楽しみなポイント。

その他、エキシビジョンとして同時開催される、往年の名ドライバーたちの競演「レジェンドカップ」についても、服部尚貴がプロデューサーに就任したことが発表された。服部プロデューサーは「まず、自分自身が見たいレースを実現しようと思いました。星野一義さんと中嶋悟さん、そして松本恵二さんの往年のバトルを再現する方向で進めています」とコメント。マシンはマツダ『ロードスター』のワンメイクで、上は高橋国光から、“若手”は高木虎之介まで、というかたちで約20台の出走となる予定だ。

予選結果には「50歳以上の選手にはハンデを検討中」ということで、たとえば70歳の高橋国光なら、50歳を越えている分=20秒が予選タイムから引かれる、とか?(詳細は後日発表)。

年に一度のファン感謝祭として、SUPER GTとFニッポンの両シリーズと富士スピードウェイが取り組む新機軸の大会。4か月後がますます楽しみになってきた。

《遠藤俊幸》

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