米国トヨタ販売は16日、レクサス『IS F』の2011年モデルを発表した。ハンドリング性能の向上に重点を置いたリファインを受けている。
その内容は、サスペンションと電動パワーステアリングのチューニング見直しがメイン。前後のスプリングレート、ダンパーの減衰力、リアのブッシュとキャンバー角の変更などにより、いっそうダイナミックなハンドリングが追求された。
室内は、スポーツモードのスイッチをステアリングホイールに移設し、操作性を向上。このステアリングにはシルバーのトリムが施され、ダークアルミ仕上げのオーナメントパネルと相まって、高いクオリティを表現する。オレンジ&ブラックのレザー内装も新アイテム。安全面では、ブレーキオーバーライドシステムが標準装備されている。
エンジンに変更はない。5.0リットルV8は米国仕様の場合、最大出力416ps/6600rpm、最大トルク51.3kgm/5200rpmを発生する。トランスミッションは8速ATだ。
2007年秋のデビューから約3年。IS Fは確実な進化を遂げ、ライバルのBMW『M3』やメルセデスベンツ『C63AMG』に対抗していく。