JR東日本の社員による不正乗車行為は、JR東日本のグループ会社にも及んでいる。
「東日本環境アクセス」(原田尚志社長)は、駅舎や車両の清掃検査を主体とするが、JR東日本の駅務員としても勤務する。
同社の7人が、JR東日本の社員と同様の手口で、窓口端末を不正操作。IC乗車券の入場情報取消を行ったり、不正乗車防止システムを解除するなどして、37万880円を詐取した。全員懲戒解雇されている。
また、「JR千葉鉄道サービス」(後藤慎悟社長)では2人で2万2600円、「東京モノレール」(中村弘之社長)でも2人で12万890円の不正行為が発覚。駅内の端末で入場情報を取り消した。懲戒解雇や諭旨解雇、出勤停止になっている。
東京モノレールは、港区浜松町から羽田空港の17.8kmを運行する鉄道事業者だが、同社に勤務する駅務員の不正行為はない。