【テクノフロンティア】あのEVマシンの動力源、発見!

エコカー EV
三洋電機リチウムイオンバッテリー
三洋電機リチウムイオンバッテリー 全 4 枚 拡大写真

トヨタがテスラ社と資本提携を結んだのは概報の通り。テスラ『ロードスター』はノートPC用のリチウムイオンを搭載して、高性能を実現したとは聞いていたが、三洋電機のリチウムイオン電池とは知らなかった。

テクノフロンティアの三洋電機ブースで「EVB-101」なる動力用標準電池システムを見て、足が止まった。これはEVの駆動用バッテリーとして使えるのでは……。そう思い、尋ねてみると、まだクルマ用としては実用化されていないものの、横浜ゴムがパイクスピークに参戦したEVレーシングカーや日本EVクラブがギネス記録を達成した『ミラEV』などには、このバッテリーと同じセルが使われているそうだ。

さらに新登場のこのセルは3000mAhの容量を誇るが、テスラ・ロードスターは一世代前の従来型で2400mAhのタイプを7000個搭載していると言う。もし、この最新型を7000個搭載すれば、航続距離は400kmになるそうだ。

トヨタはテスラと共同でSUVベースのEVを2012年にも発売すると発表した。そのクルマに搭載されるのは、このバッテリーかも知れないのである。

(テクノフロンティア:日本能率協会は7月21〜23日、東京ビッグサイトにおいて、「TECHNO-FRONTIER 2010」の総称のもと、専門展示会・技術シンポジウム・大会を開催する。エレクトロニクス、メカトロニクス分野における国内最大規模のイベント)

《高根英幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る