フォルクスワーゲングループは23日、今年上半期(1〜6月)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は上半期としては過去最高の358万台で、前年同期比16%増を達成した。
市場別では、中国が最多で、前年同期比45.7%増の95万0300台をセールス。フォルクスワーゲン『ラヴィダ』や『ボーラ』、アウディ『Q5』、シュコダ『ファビア』が販売増に貢献した。
インドは、前年同期比112.9%増の1万7400台。アジアパシフィック市場全体では、45.2%増と大きく伸びた。
米国では、前年同期比29.2%増の17万5300台を販売。欧州では、4.7%増の174万台を売り上げた。欧州ではスペインが40.8%増の15万1100台、英国が31.9%増の20万9500台と好調だった。
ブランド別では、フォルクスワーゲンの乗用車が、『ポロ』や『ティグアン』人気の効果もあって、前年同期比16.2%増の226万台。アウディは19.1%増の55万4900台、シュコダが14.9%増の37万8700台、セアトが4.9%増の37万8700台という結果だ。
フォルクスワーゲングループのクリスチャン・クリングラー販売担当取締役は、「革新的で環境に優しい商品が顧客に支持され、上半期の販売は好調だった。しかし、通年では、世界経済の情勢を慎重に見極める必要がある」と述べている。