【日産 マーチ 新型発表】新興市場で生産する理由

自動車 ニューモデル 新型車
新型マーチと志賀COO
新型マーチと志賀COO 全 4 枚 拡大写真

国連加盟国の数は192か国。一方、『マーチ』は世界160か国での販売が予定されている。日本販売分はタイで生産されている。同じく欧州販売分はイギリスからインドに移される。その他、中国(広州の東風日産)とメキシコの合計4工場で生産が順次開始される予定になっている。

画像:新型マーチと海外仕様のマイクラ

「このような国にグローバルカーであるマーチの生産拠点を配置する理由は生産コストの面だけではない」と日産自動車商品企画室の石塚正樹チーフ・プロダクト・スペシャリストは説明する。

「日本やイギリスで生産して世界中で販売しようと考えると、国によっては高い関税がかけられて価格競争力が削がれてしまいます。例えばタイはFTA(自由貿易協定)によりASEAN地域、日本、オセアニアまで非関税で輸出が可能なのです」

ちなみに160か国という数字の中にはアメリカ、カナダ、ロシアは入っていない。「北米にはコンパクトカーは『ティーダ』(現地名『ヴァーサ』)だけで充分というマーケティング面の判断であり、ロシアは現地工場の予定など政治的な判断も含まれている」(石塚氏)

《三浦和也》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  2. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  3. トヨタ『RAV4』新型、ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」初搭載
  4. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  5. 「初代エンブレム エモい」ホンダ『ステップワゴン』が30周年! 特別仕様車にSNSで感動の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る