ホンダ米国新車販売、主力2車種が不振…7月実績

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米国ホンダは3日、7月の新車セールスの結果をまとめた。総販売台数は11万2437台で、前年同月比は5.6%減(季節調整済み)。9か月ぶりに前年実績を下回った。

ホンダブランドの乗用車系では、主力車種の『アコード』(日本名:『インスパイア』)が前年同月比17.9%減の2万5386台と、10か月ぶりのマイナス。そのうち、09年11月に発売された『アコードクロスツアー』は、2534台を占めた。『シビック』も25.5%減の2万3231台と、3か月ぶりに前年実績を割り込む。

『フィット』も、前年同月比29.8%減の6471台と、3か月連続のマイナス。09年4月に米国市場へ投入されたハイブリッドセダン、『インサイト』も、22%減の1858台と落ち込んだ。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力車種の『CR-V』が2万0058台を販売し、前年同月比は0.9%増と5か月連続で前年実績をクリア。大型SUVの『パイロット』も45.4%増の9570台と、5か月連続のプラスだ。モデル末期の『オデッセイ』も、 37.8%増の9711台と販売を伸ばしている。

アキュラブランドの乗用車系では、『TSX』が前年同月比39.9%増の3242台と、5か月連続で増加。『RL』(日本名:ホンダ『レジェンド』)も、26.4%増の172台と2か月連続の前年実績超えだ。しかし、『TL』は9.1%減の3123台と、4か月連続のマイナスとなった。

SUVでは、09年12月にマイナーチェンジを受けた『MDX』が、前年同月比63.4%増の4194台と7か月連続で増加。『RDX』も216.9%増の1708台と、6か月連続のプラスとなった。09年12月に発売された新型『ZDX』は、578台を販売している。

米国ホンダの7月販売の内訳は、ライトトラック系(SUV/ミニバン/ピックアップトラックなど)が前年同月比23.4%増の4万4824台、乗用車系が26%減の5万4597台。米国ホンダのジョン・メンデル副社長は、「09年7月はスクラップインセンティブの効果で、燃費性能に優れるホンダ車の販売が伸びた時期」と語り、10年7月は、その反動による落ち込みとの認識を示している。

《森脇稔》

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