トヨタ伊地知専務「700万台での収益体質クリアできた」

自動車 ビジネス 企業動向
米国で月間約3万台を販売する主力モデルのカムリ
米国で月間約3万台を販売する主力モデルのカムリ 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車の伊地知隆彦専務は4日の決算発表の席上、同社単体の世界販売が700万台でもブレークイーブン(損益分岐)とする収益体質目標が「クリアできたのかなと考えている」と語った。

トヨタは2008年9月のリーマンショック後、急速に業績が悪化するなかで、700万台でも収益が出せる体質を目指すと表明していた。伊地知専務は今期(2011年3月期)の業績が世界販売738万台で、3300億円の営業利益を確保できる見通しとなったことを引き合いに出し、目標がクリアできたとの見方を示した。

ただ、「販売台数が増えると必ず固定費は上昇する。何としても損益分岐点を上げないよう取り組みたい」と強調した。今後の収益回復見通しについては「良品廉価の車づくりに徹すれば、収益はついてくる」と述べた。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  2. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  3. 「効き」の違いが分かる!プロが教えるLSDベストセッティング入門~カスタムHOW TO~
  4. 月額500円、新型ドライブレコーダー付き自動車保険 東京海上日動が2026年1月に発売
  5. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る