ボルボ XC60 に2.0リットルターボ…充実装備で100万円ダウン

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XC60 T5 SE
XC60 T5 SE 全 12 枚 拡大写真

ボルボ・カーズ・ジャパンは8月6日、クロスオーバーSUV『XC60』に2.0リットル小排気量エンジンを搭載した「T5 SE」を新たに追加することを発表した。エントリーモデルながら充実した装備内容と、500万円を切る価格設定がトピックだ。

XC60はボルボブランド最新のデザインコンセプトを採用したSUV。15km/h以下で走行時に衝突を回避できる自動ブレーキ「シティセーフティ」を世界で初めて採用したことで話題となった。2008年秋の発売以来、世界で6万台を販売し、2009年には基幹モデル『V70』を抜きボルボで最も売れたクルマとなった。日本では『V50』、V70に次いで3番目の売れ行きとなっている。

今回追加されたT5 SEは、新開発の直噴2.0リットル直4ターボエンジンを搭載するFF・2WDモデル。さらに、ボルボの中〜大型モデルで初めて6速デュアルクラッチトランスミッションを採用した。

最高出力は203ps、最大トルクは300Nm。デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせにより、上品かつスムーズな加速感を味わう事ができる。また、燃費は10.2km/リットルを実現し、2010年度燃費基準+15%に適合した。

省エネルギーへの取組みとして「ブレーキエネルギー回生システム」を搭載する。ブレーキ時の熱エネルギーを電力としてバッテリーに蓄える事でエンジンの負担を少なくし、燃費を1〜3%低減する。

T5 SEはエントリーグレードとして設定されるが、装備内容は上級グレードの「T6 SE AWD」と遜色のない充実したラインアップとなっている。専用の18インチMeracアルミホイール、アクティブ・ベンディング機能付デュアル・キセノン・ヘッドライト、シルバーカラーのインテグレーテッド・ルーフレール、HDDナビゲーションやUSB ポートを標準装備としている。また他グレードと同様シティ・セーフティも搭載した。

またボルボでは2011年モデルより、輸入車業界で初となる5年間無料のメンテナンスプログラム「ボルボ・サービス・パスポート」とロードサイド・アシスタンス「ボルボ・ロードサイド・アシスタンス」を付帯する。T5 SEもこの対象となる。

価格は499万円で、8月下旬より順次販売を開始する。従来のT6 SE AWD比で100万円安くなったことで、さらなる販売増をめざす。

《宮崎壮人》

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