インフィニティにAMGやM…第1弾は スカイライン

自動車 ニューモデル 新型車
G37クーペ
G37クーペ 全 8 枚 拡大写真

日産の高級車ブランド、インフィニティは12日、米国において「IPL」(インフィニティ・パフォーマンス・ライン)を発表した。第1弾は、インフィニティ『G37クーペ』(日本名:日産『スカイラインクーペ』)だ。

IPLは、エンジンや足回りなどに専用チューニングを施し、インフィニティのスポーツ性能を高めた新シリーズ。メルセデスベンツのAMGや、BMWのMのような位置づけを狙う。

第1弾として選ばれたG37クーペでは、「VQ37HR」型3.7リットルV型6気筒ガソリンエンジンに、さらなる高性能を目指したチューンを実施。その内容は、30%の排圧低減を実現するハイフローエグゾーストの採用、エンジンマネージメントやイグニッションタイミングの変更などだ。

これにより、最大出力348ps/7400rpm、最大トルク38.2kgm/5200rpmを獲得。標準エンジンと比較して、最大出力は18ps、最大トルクは0.8kgm向上しており、最大出力の発生回転数も、400rpm引き上げられた。トランスミッションは、ショートストローク化されたクロースレシオ6速MTまたはパドルシフト付き7速ATとなる。

足回りは、専用サスペンションを装備。スプリングレートは前20%、後ろ10%アップし、ダンパーの減衰力も見直された。ブレーキは大容量化。専用ステアリングギアレシオや、ビスカスLSDも与えられる。足元は7スポークのグラファイト仕上げアルミホイールに、前225/45R19、後ろ245/40R19サイズのブリヂストン「ポテンザRE050A」タイヤの組み合わせだ。

外観は、エアロダイナミクス性能の向上をテーマに、前後バンパー、サイドスカート、リアスポイラーを専用デザイン。インテリアは、ブラックまたはレッドのレザーシートや、アルミペダル&トリムなどが標準装備される。

G37クーペのIPLは、北米では12月から販売開始。欧州など、他の市場への投入も計画中だ。インフィニティのベン・プール副社長は、「走り出した瞬間に、サウンドと加速フィールの良さに気づくはず」と自信をのぞかせている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る