ナンパ失敗の腹いせ、相手女性をはねた男を逮捕

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2003年9月に茨城県つくば市内で発生した重傷ひき逃げ事件について、茨城県警は16日、別の事件を起こして服役中の24歳の男を殺人未遂容疑で逮捕した。事件はこの男が17歳当時に起こしたもので、被害女性にナンパし、断られたことが発端になったという。

茨城県警・捜査1課によると、問題の事件は2003年9月7日午前0時15分ごろ発生している。つくば市東新井付近の市道で、歩道を歩いていた17歳(当時)の女子高校生に対し、背後から進行してきた乗用車が衝突した。2人は危険を感じて逃げ出そうとしたが、クルマはさらに衝突。2人を次々に弾き飛ばして逃走した。

2人は腰や頭を骨折する重傷。このうち1人には味覚や聴覚に障害が残った。警察では当初ひき逃げ事件として捜査を開始したが、2人が「直前にナンパしてきた男が運転していたクルマのような気がする」と供述。警察はクルマの運転者が2人を故意にはねた可能性が高いとして、容疑を殺人未遂に切り替えて捜査を続けてきた。

この結果、事件当時に容疑車両に同乗していた人物から「ナンパに失敗した腹いせで女をはねた」と供述を得られたことから捜査が進展。運転していたのは24歳(当時17歳)の男で、別の事件を起こして岩手県内の刑務所で服役していることも判明した。警察はこの男から事情を聞いていたが、容疑が固まったとして16日までに殺人未遂容疑で逮捕している。

男は被害者2人に「遊びに行こう」と声を掛けたが、2人はこれを無視。これに立腹した男は2人の進行方向にクルマを先回りさせ、閉店中のガソリンスタンドで待機。2人が通り過ぎた直後にクルマを発進させ、背後からはねたという。2人は路上に投げ出されたが、その場から逃げようとしたため、さらにもう一度クルマを衝突させていたことがわかった。

調べに対して男はクルマを衝突させたことは大筋で認めているものの、殺意については「昔のことなので覚えていない」と供述しているようだ。警察では余罪があるものとみて、男を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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