三菱ふそう、社員有志が40年前のトラック3台をレストア

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三菱ふそうトラック・バスは、1968年7月に発売された2代目『キャンター』(T90シリーズ)の計3台をレストア(復元)した。

レストアしたのは、2008年4月に発足し、同社製の歴代名車のうち大型トラック4台、中型トラック5台、小型トラック5台、小型バス1台の計15台を復元する「ふそう名車復元プロジェクト」が手掛けた。プロジェクトでは今回、2代目キャンターT91A(1970年式)、2代目キャンターT95AD(1970年式)、3代目キャンターT210C(1975年式)の3台について原型を蘇らせ、走行することも可能な状態にまで仕上げた。

このプロジェクトは、レストア技術を習得するとともに、三菱ふそうの歴史を後進に伝えたり、三菱ふそうへの愛着を高め、モチベーションの向上を図ることを狙いに、開発、実験部門に所属する社員を中心に、総勢29人の有志が結成した。レストア活動を通して「ものづくり」の重要性を再認識してもらう狙いもある。

活動は、休日に同社の喜連川研究所と川崎工場の2か所の作業場で実施している。レストアの目標を動態保存と定め、部品レベルまで分解・整備を実施し、補修不能な部品や欠損していた部品は自らで製作し、走行可能な状態にする。

今回レストアした車両は合計3台で、順次残りの車両も実施していく。

《レスポンス編集部》

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