【新聞ウォッチ】忍び寄る“10月危機” エコカー補助終了

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全4枚】

2010年9月2日付

●菅氏「クリーンな党に」小沢氏「政権公約実行」民主代表選スタート(読売・1面)

●8月新車販売前年比1.5倍、補助金終了特需(読売・8面)

●113年間で一番暑い夏(読売・35面)

●エンジン替えてEVに、郵便1000台導入、個人でも、モーター・電池に交換(朝日・10面)

●ガソリン価格14週連続下落(朝日・10面)

●静岡の工業団地開発、スズキ、円高で断念(毎日・7面)

●ソニー、アップルを逆転、携帯音楽プレーヤー、8月の国内販売台数(毎日・7面)

●三菱商事、環境技術、世界で事業化、世界最大研究所、米バテルと提携(日経・1面)

●スズキ印子会社新車販売最高に、8月台数24%増(日経・11面)

●外環道「練馬-世田谷」整備再開、用地買収へ(日経・35面)

ひとくちコメント

今年の夏の平均気温が1898年の観測開始以来113年間で最も暑い「異常気象」だったそうだが、8月の新車販売商戦も熱気に溢れていたようだった。

日本自動車販売協会連合会が発表した8月の軽自動車を除く新車販売台数は、エコカー補助金制度が今月末で終了する前の駆け込み購入が増えたため、前年同月比46.7%増と8月の伸び率としては過去最高を記録。補助金の恩恵が少ない軽自動車を含めても同37.7%と大幅なプラスとなったという。

「新車販売、伸び最高に」(朝日)、「新車販売46.7%増」(東京)など、各紙とも好調ぶりを伝える活気のある見出しで取り上げている。昨年の夏はリーマンショック後の需要の大きな落ち込みで買い控えが目立っていたことに加え、今夏はエコカー補助金制度が今月末で終了するのを前に、駆け込み需要が膨らんだためとみられる。ホンダや富士重工(スバル)などは異例の販促キャンペーンCMを流したり、夏休み返上の販売店も数多くみられたことも大幅増につながったようだ。

しかし、気掛かりなのは補助金打ち切り後の反動。産経は「10月以降の反動減の規模が『読み切れない』との焦りも広まっている」と指摘。読売も「本格回復には至っていない」という自販連のコメントを紹介している。日経は「円高や株価の下落などで景気の先行きも不透明感を増している。新車販売をとりまく環境はきびしくなりそうだ」と懸念する。どうも、このままでは自動車業界の“10月危機”は避けられない情勢だ。

《福田俊之》

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