岩崎電気と帝人、LEDランプを共同開発

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岩崎電気と帝人は、これまでアルミを用いられていたLEDランプの放熱筐体に、高熱伝導性樹脂を使用する製品を共同開発した。口金を除いて筺体をすべて樹脂製とした世界初の屋外照明用LEDランプを実用化した。

LEDランプは水銀灯と比べて消費電力が小さく、長寿命化が図れる。しかし、放熱材としてアルミを使用すると、充分な光量を得るためにはランプ自体が重くなり、LEDの発熱が電気回路に悪影響を及ぼすなどの問題もあった。

今回、岩崎電気の照明器具設計技術と、帝人グループのポリカーボネート樹脂に「ラヒーマ」を複合した高熱伝導性樹脂を融合することで、明るさや低消費電力、長寿命、軽量の各ニーズを満たすLEDを開発した。

開発した製品は、岩崎電気が「LEDアイランプ」として商品化し、年内にも発売する計画。帝人は、ポリカーボネート樹脂にラヒーマを複合した高熱伝導性樹脂を岩崎電気に供給する。

岩崎電気では発売当初、年間3万本の販売を見込んでおり、今後製品バリエーションの拡充も図る。

ラヒーマについて---近年、各種電子デバイス(パソコン用IC、ハイブリッド自動車用電子制御デバイス、LEDをはじめとする光デバイスなど)においては、素子の発熱に伴う性能低下を抑制する観点から、高い放熱性能を有する高機能材料が求められている。ラヒーマを複合した高熱伝導性樹脂は、アルミとほぼ同等の放熱性能を有し、軽量性、デザイン自由度、成形加工性などに優れることから、LEDランプをはじめ、幅広い用途に展開することが可能だ。

《レスポンス編集部》

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