バスの屋根を白くしてCO2削減---国際興業

自動車 ビジネス 企業動向
屋根を白色化した新デザイン車両(向かって左)と従来デザイン車両
屋根を白色化した新デザイン車両(向かって左)と従来デザイン車両 全 1 枚 拡大写真

バス運行事業者の国際興業は、年度内に導入するバス車両から、屋根の色を従来の黄緑色から白色に変更、夏季の直射日光を反射させて車内温度の上昇を抑制する。冷房効率の改善で、CO2排出量の低減を図る。今年度は68台に白色屋根バスを導入する。

バスの屋根を従来の塗装と白色に変更したものとで今年8月、周辺気温40度の環境下で車内温度を測定して実証実験を行ったところ、従来の車両は屋根が49度まで上昇したのに対し、白色屋根の車両は47度だった。バスの冷房を作動させ、車室内を35度になるまでの時間を測定したところ、従来車両は30分かかったのに対して、白色屋根は18分だった。

同社では、バスの屋根を白色に変更することで、車室内の冷房効率が改善、アイドリング時間の削減などでCO2削減が図れることから、白色屋根を本格的に導入する。

同社の全バス車両895台に適用した場合、夏季3か月間で、約40tのCO2排出量削減効果がある見通し。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  4. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  5. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る