【パリモーターショー10】フランス発、車体が傾く小型EV

自動車 ニューモデル モーターショー
LUMENEO社のEVコンセプト NEOMA
LUMENEO社のEVコンセプト NEOMA 全 3 枚 拡大写真

フランスのLUMENEO社は30日に開幕するパリモーターショーに、EVコンセプトカーの『NEOMA』を出品する。

画像3枚:車体がバイクのように傾くEV

同社は2006年、エンジニアのダニエル・ムレーヌと デザイナーのシェリー・ムレーヌが設立。それ以前の2003年から、二人は旋回時にバイクのように傾くコンパクトカーの研究を続けてきた。

2005年に研究成果を世界30か国に認められ、特許を取得。二人は2006年6月、LUMENEO社を設立。 2008年3月のジュネーブ・ モーターショーにおいて、『SMERA』と呼ばれる2名乗りのEVコンセプトカーを初公開した。

今年のパリで披露するEVコンセプトカー、『NEOMA』はSMERAの考え方を発展させたもの。ボディの全幅を拡大し、乗車定員は2名から実用的な4名に増加させた。それでもボディサイズは、全長2490×全幅1600×全高1500mmと小さい。コーナリング中に車体が傾くのは健在だ。

パワートレインは、SMERAのものを応用。モーターは最大出力42psを発生。2次電池は蓄電容量10kWhのリチウムイオンバッテリーだ。NEOMAは最高速135km/h、最大航続距離145kmの性能を確保している。

LUMENEO社はこのNEOMAを欧州主要国で販売する計画。価格は政府の補助金適用前で、2万9500ユーロ(約315万円)程度を想定している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BMWが24車種4万台をリコール…濡れると火災のおそれ
  2. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
  3. 550馬力のマッスルカー『チャージャー スキャットパック』、4ドアの米国受注開始…6万ドル以下で最強のセダンに
  4. トヨタ『スープラ』1000台以上をリコール…水が浸入して火災のおそれ
  5. SUBARU公認の結婚指輪、ペアのリングから六連星が浮かび上がる…12月24日発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る