【ベストペインターコンテスト】日本代表 永塚さんの優勝がもたらしたインパクト

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左から2位のスロベニア代表Andrej Simcさん、永塚伸洋さん、ドイツ代表Simone Boretiusさん
左から2位のスロベニア代表Andrej Simcさん、永塚伸洋さん、ドイツ代表Simone Boretiusさん 全 12 枚 拡大写真

フランス・パリ近郊のクレルモンで開催された自動車補修塗装技術者の世界一を競う『R-M ベストペインターコンテスト』で優勝を勝ち取った日本代表の永塚伸洋さん。BASFコーティングスAGのリリース発表によると、作業の品質や迅速性、製品の扱いだけでなく、そのプロフェッショナリズムと判断力もまた高い優勝の要因となったという。

BASFコーティングスの欧州車輌補修塗装ソリューションズ部長のHarald Pflanzl氏は、R-Mブランドにとってのベストペインターコンテストの意義について「世界に開かれた大会」であることの意味を次のように強調する。「ヨーロッパ、アジア、中東からきた17名の参加者を集め競技を行うことで、R-Mブランドの高い基準、とくにグローバル性を強化する」。

有機溶剤系塗料に比べて光化学スモッグの原因物質が少なく環境に優しいとされる水性塗料の普及に努めるBASFコーティングスAGでは、このコンテストをイベントを技術者達のモチベーションを発揚するための契機としても位置づけている。

審査委員長を務めるRonny Raeymaekers氏は「R-Mベストペイターコンテストはただ優勝者を決めるコンテストではない。違った国同士の競争であると同時に、友好と交流を図るものであり、同じ職業を持った者同士の情熱を共有する場である。このコンテストを契機に若いペインターたちのモチベーションをあげるのに役立てば」と技術者達の切磋琢磨を期待する。

審査員の一人のDarren Dalwood(ダーレン・ダルウッド)氏(カナダ人)は「ヨーロッパでも水性塗料は比較的新しいものだが、アジア圏では欧州以上に聞き慣れない新素材といえる。水性塗料の普及とメリットを訴求する上においても、アジアから日本が初めて参加した意義は大きいと思う」。

まだ水性塗料を導入して日の浅いボディショップの技術者が世界大会で優勝するほどの技量を身につけたという点で、現地では驚きと賞賛を持って受け入れられていた。

《佐藤純(Jun Sato)》

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