自賠責積立金の早期返済を要望へ 自動車ユーザーら、政府・与野党に

自動車 社会 行政

自動車ユーザーが支払った自賠責保険の保険料で積み立てた資金の大部分が国の一般会計に貸され、5893億円が返済されないままとなっている問題を巡り、自動車ユーザーや事故被害者らが政府と与野党に早期返済を求める要望活動を開始する。

自動車損害賠償保障制度を考える会(座長=福田弥夫日本大学法学部教授、事務局=日本自動車会議所)が15日、財務・国交両省や行政刷新会議、民主・自民両党などに要望書を提出すると発表した。

同会は、金融庁の自賠責保険審議会委員や国交省の自賠責懇談会委員を中心に構成されており、自動車ユーザーや交通事故被害者らが参加している。

要望書では、自賠責保険は自動車ユーザーが支払った保険料により交通事故被害者を支える共助の仕組みであることを強調。保険料の積立金が一般会計に貸し出され、未だに6000億円近くが返済されずに返済期限である2011年度を迎えようとしているため、期限通りの返済を求める。

さらに、今秋に予定される事業仕分け第3弾で、特別会計が対象となることから、積立金として残る2286億円が埋蔵金とみなされかねないとして、一般会計への移管は自動車ユーザーに対する背信行為で、被害者にとっても到底納得できないとして反発を強めている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】スライドドア採用にカスタム廃止、大胆進化のムーヴ「四角く見せたくなかった」動きのデザインとは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る