岡田幹事長、週2回のオープン記者会見

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17日・民主党。撮影=石田信一郎
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「私はぶら下がりをやらない主義なので申し上げておきたいのですが……」

岡田克也幹事長は、17日午後の幹事長会見でこう切り出した。会見取り止めか。会場には一瞬、緊張が走ったのだが、外相時代、大臣会見を他省庁に先駆けてフルオープン化した岡田流は 党内でも健在だった。

「そのかわり月曜日と木曜日の週2回、フルオープンで行います」

ぶら下がりとは、エレベーターの中や歩きながら多くの記者が囲んで質問する取材方法だ。記者がぶら下がるように付いて行くので、こう呼ばれる。

「考え事をするのにちょうどいい時間なので、そこで同じような質問をされるのは苦痛なんです」と、岡田氏はその理由を語った。

民主党幹事長会見は、岡田氏が副幹事長の時代に開放したという。その後、マスメディアなどに限定しないフルオープンの形で実施され、現在は毎週月曜日の夕方に行われている。しかし、それが中止になることも珍しくない。

それを週2回にした上に、民主党での他の会合などについても「外務省の経験も踏まえて、なるべく多くの方に参加いただけるようにしたい」と、語った。

記者クラブだけが参加できる官房長官会見を別にすれば、省庁の大臣会見は、基本的には週1回だけ。あとは副大臣や政務官が持ち回りで会見に応じることが多い。

岡田氏は外務省から会見方法を変えたが、省庁の会見のやり方について問われ、党と政府は立場が違うと一線を画した。

「オープン化が必要だと考えているが、各大臣にも考え方がいろいろあるから強制するということはならない」

しかし、「亀井先生が金融庁で実施した例などオープン化が進展していることは間違いないし、期待したいと思う」とも。

代表者が党の主張を伝える会見はあるが、まだどの政党も実現していない。週2回の会見は、透明で幅広い議論を印象づけることができるだろうか。

《中島みなみ》

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