【IRLインディジャパン】フェンスに登ったカストロネベス

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表彰台。1位(中央)カストロネベス、2位(向かって左)フランキッティ、3位(同右)パワー
表彰台。1位(中央)カストロネベス、2位(向かって左)フランキッティ、3位(同右)パワー 全 1 枚 拡大写真

インディ・ジャパン300、エリオ・カストロネベスが勝利! 佐藤琢磨は気合いのオーバーテイクで12位フィニッシュ、武藤英紀もピット作戦で賭けに。ロジャー安川も200周を完走した。

アメリカンフォーミュラーの最高峰、インディ・ジャパン300が今年も日本にやってきた。佐藤琢磨(KVレーシングテクノロジー)、武藤英紀(ニューマンハース・レーシング)、ロジャー安川(コンクエスト・レーシング)の3人の日本人ドライバーを含む25人のドライバー達が、ツインリングもてぎの1.52マイル・オーバルコースに集結。世界で最も熱い超高速バトルを繰り広げた。

19日午後1時に200周・300マイル先のゴールを目指して、世界最速、そして世界で最も熱い戦いの火蓋がきって落とされた。

ファーストラップから「インディカーならでは」の激しいバトルが繰り広げられる中、ポールスタートのエリオ・カストロネベスが決勝レースでも別次元のスピードで、周回を重ねるごとにリードを広げ、バトルを展開しながら追いすがるダリオ・フランケッティ、ライアン・ブリスコーを突き放しトップでチェッカードフラッグを受けた。

ポール・トゥ・ウィンでもてぎ戦を制したエリオ・カストロネベスは、トレードマーク「フェンス登り」と、追加のパレードランで、喜びを爆発させた。2位となったダリオ・フランケッティはこの結果により、今季のオーバル・タイトルを獲得。レース後の表彰式で「AJ・フォイトトロフィ」が贈られた。

母国戦に挑んだ日本勢は、佐藤琢磨がスタートから持ち前の積極的な走行スタイルで次々と先行マシンに挑みオーバーテイク。今季懸案となっていたピットストップで順位を落としてしまったが、最後の最後まで、詰めかけたファンの大声援に応えるアグレッシブな走行を披露し、12 位でフィニッシュラインに飛び込んだ。

また、ほとんどのマシンがピットインするなかでピットを遅らせる作戦にでた武藤英紀は、直後にイエローコーションが発生し惜しくも「賭け」は成功しなかったものの、最終スティントでは続々とコース上で先行車をオーバーテイクし、ポジションアップを果たし14位でゴール。直前のスポット参戦を決めたロジャー安川も20位で完走を果した。

《ケニー中嶋》

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