金融円滑化法 延長の可能性

自動車 社会 行政
自見庄三郎金融・郵政担当相(21日・金融庁) 撮影=中島みなみ
自見庄三郎金融・郵政担当相(21日・金融庁) 撮影=中島みなみ 全 1 枚 拡大写真

自見庄三郎金融・郵政担当相は21日の閣議後会見で、来年3月末日で施行期限が切れる「金融円滑化法」について、延長する考えのあることを明らかにした。

「私の選挙区でいうと、北九州市は中小企業の町だが、金融円滑化法がなければ倒産せざる得ないような状況だったが、100人の従業員を抱え本当に助かっているという人がいる。政治家のカンとしても効果を現しているという気がする」と、法律の効果を評価。

「2年ほどしたら経済が回復するという予測のもとに法律を作ったが、円高など経済状況、雇用環境は厳しい。そういったことも視野に入れて、資金繰りの改善状況や見通し、進捗状況を勘案し、延長を視野にしつつ検討したい」と、述べた。

金融円滑化法の対象は、中小・零細企業の事業者だけでなく、住宅ローンの利用者も含まれる。収入や収益が激減した借り手に対して、金融機関に貸付条件の変更などを求めて、貸し渋りや貸しはがし対策とする法律だ。

「延長する場合には、データも出す。関係者からお話も伺い、手順を大事にする」と、金融機関への配慮も見せた。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ滋賀・大分工場、部品供給不足で稼働休止…7月8-11日
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る