JX日鉱日石金属は、化合物半導体事業のうち、インジウムりん(InP)化合物半導体エピタキシャル基板事業をオプトランスに譲渡することで合意した。
JXは今後、エピタキシャル基板事業以外の化合物半導体基板事業に経営資源を集中する。
事業譲渡とともに、オプトランスとInP化合物半導体事業で業務提携することでも合意した。平坦性などの加工精度の高いJXのInP化合物半導体基板を品質の高い量産技術を持つオプトランスに提供することで、競争力の高い半導体基板を開発する。
InP化合物半導体基板は,主に光通信用受発光素子の材料として使用されており、JXはシェアの約50%で世界トップ。JXは今後、業務提携を通じて今後、需要の伸びが見込まれる太陽電池,センサーなど、半導体用基板の新規用途も積極的に開拓していく。