NTTデータ、IC運転免許証を活用したクラウド型本人確認サービスを開始

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 NTTデータは27日、IC運転免許証を活用した本人確認サービス「BizPICO(ビズピコ)」の提供を開始した。

 「BizPICO」では、IC運転免許証のICチップ内の情報を利用して、免許証の改ざん確認や証跡情報の保管など、企業における本人確認業務に必要な機能をクラウドサービスで提供。行政機関での手続き、銀行口座の開設、携帯電話の契約など、確実な本人確認が求められる業務向けのソリューションとなっている。

 IC運転免許証は、2010年1月よりすべての都道府県で発行がスタート。免許証の情報がICチップ内に電子的に書き込まれているため、顔写真など印刷された券面の情報が偽変造された場合でも、ICチップ内の情報を読み出し、電子データの改ざん確認を行った電子データと券面の情報を比較することで不正な免許証を発見できる。NTTデータでは2009年度より事業化に向けての検討・開発を開始し、利用技術の検証および関係機関との調整を経て事業化の目途が立ったことを受けて「BizPICO」を開始した。

 「BizPICO」は、IC運転免許証の電子データを本人確認に利用できるようにするため、(1)IC運転免許証に内蔵されているICチップからの情報読み出し機能、(2)IC運転免許証の電子データ改ざん確認機能、(3)証跡情報保管機能、(4)公開鍵管理機能の4つの機能をクラウドサービスとして提供する。利用料金は改ざん確認機能を1件につき5円、証跡情報保管機能を1件につき100円。

 なお9月15日より、KDDIが実施している「NFC携帯電話を用いた非接触型IC技術に関する実証実験」のなかで、NFC携帯電話で読み出されたIC運転免許証データを活用した改ざん確認、証跡情報の保管について、先行的に「BizPICO」の機能が提供されているとのこと。今後は、IC運転免許証だけでなく、他の公的ICカードや民間で発行されたICカードなどの対応や、券面状態の真がん判定を行う機能などの実現を目指す。

NTTデータ、IC運転免許証を活用したクラウド型本人確認サービス「BizPICO」提供開始

《冨岡晶@RBBTODAY》

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