「はやぶさ」からEVまで…宇宙から環境を考えるイベント 10月29日から

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宇宙や天文を通じて環境を考えるイベント「宙博(そらはく)2010」が、10月29日から31日まで、東京都千代田区の科学技術館で開催されることが発表された。

2回目となる今回のテーマは「~人類は宙にふれて進化する~」で、宇宙や天文分野の最新技術や研究成果紹介はもちろん、宇宙を知ることによって地球環境について考えてもらうことを大きなテーマとしている。内容もこのメッセージを反映し、宇宙・天文分野と環境分野をバランスよく織り交ぜた構成にデザインしたという。

奇跡の生還を果たしたことで注目された小惑星探査機「はやぶさ」に関しては、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の協力により、燃え尽きる直前に地球を撮影したカメラのプロトタイプを展示するほか、カプセル回収作業で使用した防護服の試着も行える。世界初の「宇宙ヨット」こと小型ソーラー電力セイル実証機「イカロス」のセイル素材や展開機構も公開される。

講演ではノーベル物理学賞を受賞した益川敏英氏、「はやぶさ」のプロジェクトマネージャー川口淳一郎氏など、錚々たる顔ぶれが登場。ワークショップでは「ストローロケットを飛ばそう」「望遠鏡を作ろう」など、親子で楽しめるメニューが豊富に用意されており、さまざまな体験を通して宇宙や科学を学ぶことができる。

環境関連の展示では、電気自動車普及協議会、ガリバーインターナショナルの協力で、ゼロスポーツ、タジマモーターコーポレーション、シムドライブなどが製作した電気自動車もディスプレイされる。29日には電気自動車普及協議会とシムドライブの会長を務めるベネッセホールディングス代表取締役会長福竹總一郎氏の講演も行われる。

展示面積は昨年の約2倍となる3800平方mを予定し、来場者は3日間合計で3万人を見込んでいる。主催は宙博実行委員会で、運営はナノオプト・メディアが担当する。

《森口将之》

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